イシカゲガイ(Clinocardium buellowi)は、マルスダレガイ目ザルガイ科の二枚貝。イシガキガイとも呼ぶが、標準和名はイシカゲガイである。食用。
分布
北海道から九州にかけての内湾。水深10 - 50メートルの砂泥底に生息。
形態
殻長5.5センチ。殻は前後に広い卵型でよく膨らむ。32本前後の放射円肋があり、肋間は狭い。後背縁に平行な溝があり、やや広い楯面ができる。小月面は浅くくぼみ、右の殻が広い。殻の内側は白色。
人との関わり
肉は白く、やわらかい。寿司種に利用される。
出典
参考文献
- 『世界大百科事典』 20巻、平凡社、2007年9月1日。
- 『改訂新版 世界文化生物大図鑑 貝類』世界文化社、2004年6月15日。ISBN 4-418-04904-5。
- 奥谷喬司(編著)『日本近海産貝類図鑑』(第二版)東海大学出版部、2017年1月30日。ISBN 978-4-486-01984-8。
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