2007年のオランダグランプリ(ダッチTT)は、ロードレース世界選手権の2007年シーズン第9戦として、6月28日から30日までオランダのTTサーキット・アッセンで開催された。
概要
伝統的に土曜日の開催となっている決勝レース、125ccクラスではポールポジションからスタートしたマティア・パシーニが独走で2連勝・シーズン2勝目を遂げた。2位にはポイントリーダーのエクトル・ファウベル、3位にランキング2位のガボール・タルマクシと続き、ファウベルとタルマクシのポイント差は7となった。
250ccクラスではポイントリーダーのホルヘ・ロレンソがポール・トゥ・フィニッシュでシーズン6勝目を挙げた。続いて2位には4戦連続でアレックス・デ・アンジェリスが入った。
MotoGPクラスでは、木曜日のフリー走行でホンダ・グレシーニのトニ・エリアスが転倒し左大腿骨骨折の重傷を負い、今回を含めて3戦を欠場することになった。ウェットセッションとなった金曜日の予選ではクリス・バーミューレンが強さを見せてポールポジションを獲得。ドライとなった決勝ではポイントリーダーのケーシー・ストーナーが序盤からレースをリードするが、今回新型チンクェチェントの発売を記念したスペシャルカラーで登場したフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシが11番グリッドから徐々に追い上げを見せ、23周目の最終シケインでストーナーからトップを奪うとそのまま逃げ切ってシーズン3勝目を挙げた。これでストーナーとロッシのポイント差は21に詰まった。
MotoGPクラス決勝結果
250ccクラス決勝結果
125ccクラス決勝結果
脚注
参考文献
- “MotoGP official website”. 2010年4月22日閲覧。


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