シーコーラプーム駅(シーコーラプームえき、タイ語:สถานีรถไฟศีขรภูมิ)は、タイ王国東北部スリン県シーコーラプーム郡にある、タイ国有鉄道東北線・南線の駅である。

概要

シーコーラプーム駅は、タイ王国東北部スリン県の人口13万人が暮らすシーコーラプーム郡に位置する。町の中心部に位置する為、利便性が良い。駅の正面側(南側)が、市街地である。クルンテープ駅より452.39km地点に位置し、特急列車利用で7時間程度である。

一等駅であり、全列車が停車する駅でもある。1日に28本(14往復)の列車が発着する。内訳はディーゼル特急1往復、ディーゼル急行2往復、寝台急行1往復、快速5往復、普通5往復であり、内ディーゼル急行1往復は当駅が始発、終点である。

歴史

1897年3月26日にタイ官営鉄道最初の区間が、クルンテープ駅 - アユタヤ駅間に開業した。1900年12月21日に当初計画のナコンラチャシーマ駅まで完成した。その後北本線、南本線と路線拡大が完了していった。この頃東北線はウボンラーチャターニーまで延長する事になり、少しずつ延伸開業の後1926年5月1日にフワイタップタン駅まで完成し、これに伴い当駅も開業した。当駅開業の約3年後の1930年4月1日に、ウボンラーチャターニー駅までの全通完成を見た。

  • 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08km)
  • 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - ケンコーイ駅 (54.02km)
  • 1898年3月3日 【開業】ケンコーイ駅 - ムワックレック駅 (27.20km)
  • 1899年5月25日 【開業】ムワックレック駅 - パークチョン駅 (27.63km)
  • 1900年12月21日 【開業】パークチョン駅 - ナコンラチャシーマ駅 (83.72km)
  • 1922年5月1日 【開業】ナコンラチャシマー駅 - ターチャン駅 (21.75km)
  • 1925年4月1日 【開業】ターチャン駅 - ブリーラム駅 (90.62km)
  • 1926年5月1日 【開業】ブリーラム駅 - スリン駅 (43.73km)
  • 1927年5月1日 【開業】スリン駅 - フワイタップタン駅 (61.75km)
  • 1928年8月1日 【開業】フワイタップタン駅 - シーサケート駅 (33.59km)
  • 1930年4月1日 【開業】シーサケート駅 - ウボンラーチャターニー駅 (60.01km)

駅構造

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

駅周辺

  • シーコーラプーム遺跡公園(1.5km)

脚注

参考文献

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目

  • タイの鉄道駅一覧
  • タイ国有鉄道
  • タイ国有鉄道東北本線

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