ちはら台駅(ちはらだいえき)は、千葉県市原市ちはら台西一丁目にある、京成電鉄千原線の駅で、同線の終着駅である。駅番号はKS65。京成電鉄最南端の駅である。
市原市唯一の大手私鉄の駅であり、市内他駅と隣接していない飛地状態の駅となっている。
歴史
開業前の仮駅名は「千原台」だった。
- 1995年(平成7年)4月1日:千葉急行電鉄千葉急行線の駅として、大森台駅 - 当駅間開通により開業。
- 1998年(平成10年)10月1日:千葉急行電鉄の京成電鉄への事業譲渡により、京成電鉄千原線の駅となる。
- 2010年(平成22年)3月20日:エレベーターおよび多目的トイレの使用を開始。
駅構造
島式ホーム1面2線が掘割内にある地下駅。学園前駅管理。
駅の前後ではホーム延伸が可能な余地を残している。現時点で千原線の終点であるが、路線計画に盛り込まれていた海士有木方面への延伸に対応し、将来は2面3線に拡張され、当駅での追い越しが可能にできる設計となっている。そのため、当駅南側の線路終端より先も村田川まで線路用地が確保されているが、千葉急行電鉄の解散後、延伸計画は実質凍結状態となっている。また、開業後に保線車両用の側線が1本敷設された。
トイレは改札内コンコースにあり、多機能トイレを併設している。開業以来、改札内コンコースとホームを結ぶエスカレーターやエレベーターは設置されておらず、多機能トイレも設置スペースを確保したのみであったが、2010年(平成22年)3月にエレベーターの使用を開始した。
のりば
京成千原線は、京成千葉線(京成千葉・京成津田沼方面)、京成本線(京成船橋・京成上野方面)との直通運転も一部実施している。駅ホームの案内標には、京成千原線との直通運転の設定がない「成田空港」「新京成線」も行先として表記されている。成田空港方面(京成本線)および新京成線方面には京成津田沼駅にて乗換が必要となる。
利用状況
2023年度の1日平均乗降人員は5,943人である。京成線全69駅中47位。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。
- 備考
駅周辺
駅東側と西側に駅前ロータリー交差点がある。
ニュータウンであるちはら台地区の西側に位置する。当駅の駅前広場から、遊歩道の「かずさの道」が誉田駅方面へ広がる。駅南側には村田川が流れ、更に南側には千葉県道14号千葉茂原線(茂原街道)がある。京成電鉄の駅で唯一市原市にある駅であるが、駅より北側に約200メートル(m)ほど歩けば千葉市緑区になる。
バス路線
最寄り停留所は、駅前ロータリーにあるちはら台駅と、駅南側にあるちはら台駅入口となる。以下の路線が乗り入れ、小湊鉄道、千葉中央バス、平和交通、西岬観光により運行されている。
- ちはら台駅
- 路線バス
- 鎌取駅(南口)行<小湊鉄道、千葉中央バス>
- 千葉駅行<千葉中央バス>
- 五井駅・労災病院行等の路線バスは2023年8月12日のダイヤ改正以降運行されていない
- 高速バス
- 東京駅八重洲口・銀座駅(数寄屋橋)・東雲イオン前行(マイタウンライナー)<平和交通、西岬観光>
- ちはら台駅入口
- 路線バス
- 千葉駅行
- 喜多行
- 和楽の郷行
- ロングウッドステーション行
隣の駅
- 京成電鉄
- 千原線
- おゆみ野駅 (KS64) - ちはら台駅 (KS65)
脚注
出典
利用状況
- 京成電鉄の1日平均利用客数
- 私鉄の統計データ
- 千葉県統計年鑑
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- ちはら台駅|電車と駅の情報|京成電鉄




